近年、多くの企業でWebマーケティングの需要が高まっており、Webマーケティングスクールに通う人が増えています。
Webマーケティングスクールに興味を持ってインターネットで検索してみると、たくさんの広告や比較サイトがあり、どのスクールがいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そのなかでも“業界初”の実務経験が積めるスクール、Wannabe Academy。

実は、私は2022年11月にWebマーケティングコースのカリキュラムを終えたWannabe Academy卒業生です。
この記事では、体験談を交えながら、Wannabe Academyのおすすめポイントなどを紹介していきます。
※2022年4月〜11月に受講・クライアントワークに参加した個人の体験談になりますので、現在と内容が異なる可能性がございます。最新のカリキュラムはWannabe Academyのサイトにてご確認ください。
Wannabe Academyとは
Wannabe Academyは、株式会社Sharewayが運営するWebマーケティングスクールです。
2020年に開校した比較的歴史の浅いスクールですが、株式会社Sharewayはスクール事業以外にも法人向けにWebマーケティングのサポートやWebサイト制作、転職支援事業を展開しており、そうしたノウハウがスクール運営にも活かされています。
「Webマーケティングコース」「Webデザイン・Web動画編集コース」の2つのコースがあり、転職支援や副業サポートなども充実しています。(2023年3月現在)

業界や受講生のニーズに合わせて新しいコースやサービスがリリースされていますので、最新の情報は公式サイトでチェックしてみてください。
Wannabe Academyをなぜ選んだか
ここからは、Wannabe Academyを選んだ理由、そして実際に通って感じたことなどをご紹介していきます。
まず、そもそもWebマーケティングスクールに通おうと思った動機についてです。
スクールに通う前、私はWebディレクションや進行管理の仕事をしていました。
いろいろな案件に関わるうちにWebマーケティングに対する興味が強まり、実務面でも必要性の高さを感じていたので、スクールに通ってスキルをしっかり身につけたいと思ったことがきっかけです。
インターネットでWebマーケティングスクールを探し、次の2点をポイントにして絞り込みました。
スクール選びのポイントとして、「Webマーケティングのどの分野を勉強したいか」を明確にすることはとても重要です。
普段の仕事のなかで、Web広告は実務で触れる機会がなさそうだったので広告を学ぶことにしました。
広告運用系のWebマーケティングスクールを比較してみると、講座内で広告運用が体験できるスクールとできないスクールがあると分かりました。
Wannabe Academyは「講座内で広告運用が体験できて実務経験が積める」スクールで、
私が探した中では実務経験が積めるのがWannabe Academyだけだったので、即決しました。
Wannabe Academyを受講してよかったおすすめポイント
実際にWannabe Academyを受講して、特によかったと思うポイントを5点ご紹介します。
実務特化型で、実際に広告運用が体験できる
実務特化型のカリキュラムに惹かれて入学しましたが、受講してみて広告運用を実際に体験することの重要性を強く感じました。
他校では座学や操作方法のみのスクールもあるようですが、 実際に広告を出稿して運用することでどんな知識やスキルを身につけなくてはいけないかが明確になるほか、 イレギュラーな事態も体験することができ、実務で気をつけなくてはいけない点を知ることもできます。
ちなみに、広告運用の体験では実際にこんなことをします。
- 自分で1つ記事を作成する
- 記事をもとにGoogleリスティング広告(検索広告)を出稿し、結果をもとに分析レポートを作成する
- 記事をもとにGoogleディスプレイ広告(バナー広告)を出稿し、結果をもとに分析レポートを作成する
記事の作成、キーワード選定、広告文の作成、バナー制作、分析レポート、と文字にすると簡単になってしまいますが、とにかく考えることいっぱいでした。
Google広告の管理画面操作だけでもいろいろメニューがあって覚えるのが大変で、私は広告を途中で上書きしたことでレポートの数値がリセットされてしまうという、実務だったら青ざめる経験もしました。

とにかく広告運用は「習うより慣れろ」なんだということを実感しました。
実務に携わる前に失敗も含めいろいろ経験できたことは大きな財産になりました。
3ヶ月のクライアントワークがある
Wannabe Academyの最大の特徴ともいえるクライアントワーク。
参加の条件として、卒業課題の合格が必要です。
卒業課題は大変ですが、それでもほとんどの人が合格できてるみたいです。
クライアントワーク応募時に、やりたい方向性のアンケートはありますが、企業は事務局の方で割り振られます。
受講生3〜4名のチームで、案件によりだと思いますが長期的に案件に関わっているリーダーの方がいらっしゃいます。

私は運良く希望していた広告運用をやっている案件にアサインしてもらえました。
クライアントワークでは、改善提案から運用まですべて自分たちで調べながら実践していかなくてはいけないのでとても大変でしたが、 素晴らしい経験ができたと感じています。
私が参加した案件ではこんなことを体験できました。
- Googleリスティング広告運用
- Google Analytics解析
- Google Tag Manager設定
- ヒートマップ(Microsoft Clarity)分析
- LINE公式アカウントの改修
- レポート、提案資料作成
広告運用・Google Analytics・Google Tag Managerは講座で学んだことが十分活かせましたし、Microsoft Clarity・LINE公式アカウントについては講座とは別で月1回開催される特別授業を受講したことが役立ちました。
もちろん、それでもたくさん調べることはありましたが、新しい知識を増やせたこと、そしてなにより自分たちの施策によりお問い合わせが増え、お客様に喜んでいただけたことがとても嬉しくやりがいを感じました。
マーケティングの本質的なことが学べる
Web業界は変化のスピードが速いので、学んでもすぐに古い知識になってしまうことがよくあります。
実際に、私が学んだときはGoogle AnalyticsがUAからGA4に変わる過渡期で、講座で学んだUAは、2023年7月1日には計測できなくなってしまいます。
Webマーケティングツールの操作方法だけを学ぶカリキュラムだと、学んだことがあっという間に使えなくなってしまう可能性があります。
その点、Wannabe Academyではマーケティングの本質的な考え方をしっかり教えてもらえるので、学んだことが全部無駄になるということはありません。
クライアントワークでも講座の範囲外のことが沢山出てきますが、そうしたことに対応できたのもマーケティングの本質を学べたからだと思います。
振替可・補講無制限なので脱落しにくい
Wannabe Academyには振替制度や補講無制限、チャットでの質問無制限という安心のサポート体制があります。

私も仕事が忙しい時に振替制度を利用しました。
また、座学で理解していたつもりでも課題に取り組んでみると色々疑問点が出てくるので、気軽に質問できるのもありがたかったです。
こうしたサポート体制があるので、私が受講していたクラスも途中で脱落した方はいませんでした。
転職・副業など卒業後のサポートも充実
Wannabe Academyは、Web・広告業界特化型の転職支援サービス「Wannabe Career」と連携して転職もサポートしてくれます。
また、最近副業コースも新設され、Webマーケティングのスキルだけでなく、副業に関する知識も学べるようになりました。

受講生・卒業生向けに報酬ありの実務案件紹介も時々あるなど、学んだスキルを活かす仕組みづくりをしてくれています。
さらに、卒業後もオンライン会員になると最新の教材が見られるほか、月1回の特別授業にも参加・アーカイブ閲覧ができます。
オンライン会員は580円(税込)なので、毎月の特別授業代だと思えばかなりお得です。
Wannabe Academyに向いてない人
Wannabe Academyは、元受講生からみてもおすすめポイント満載ですが、逆にこんな人にはおすすめできない、ということを考えてみました。
強いていうと次の2点かなと思います。
歴史のあるスクールのようなきっちりした運営を求める人
決して対応が悪いわけでもなく、問い合わせにも迅速に対応していただけます。
ただ私が以前大手の資格スクールに通ったことがあったので、それと比べるとまだベンチャーっぽさがあり、急なお知らせとかが結構あった気がします。
その分、受講生との距離も近い感じがするので、フランクな雰囲気が合う方には問題ないと思います。
わからないことを調べて実行に移す自走力のない人
クライアントワークは最初に少し説明があったのみで、思った以上に御膳立て的なものがありませんでした。
もちろん、分からない場合は質問すればアドバイスいただけますが、基本的にはチームメンバー内で考え解決する必要があります。
参加した案件によっては、リーダーの方がうまくまとめてくれる部分もあると思いますが、自分で調べて動ける方でないと、クライアントワークの時に結構苦労すると思います。
Wannabe Academyで学んで役に立ったこと
Wannabe Academyを卒業して4ヶ月経ちますが、早速いろいろ役に立っているなと感じます。
ざざっとこんな感じです。
- マーケティングエージェンシーでの就業が決まった
- このブログをつくる最終的な後押しになった
- ブログ構築時にGoogle Analytics・Google Tag Managerがスムーズに設定できた
- 知人のLINE公式アカウントの改修サポートをして喜ばれた
- マーケティング視点でビジネスを考えられるようになった
私は派遣でいろいろな会社を転々としているのですが、この春からめでたくマーケティングエージェンシーで広告運用などに携われることになりました。
求人の要件をみると未経験では難しそうで、Wannabe Academyでの経験がなければ絶対に無理でした。

卒業課題のレポートを提出してPRできたことも大きな決め手になったのではないかと思います。
そのほか、Wannabe Academyで学んだことでSEOも含めマーケティングの知識をさらに深めたいと思うようになり、以前からやろうと思っていたブログをようやく立ち上げたことも大きな一歩になりました。
これまでご紹介した通り、Wannabe Academyでマーケティングの基礎をしっかり学べたので、今後もいろいろな場面で7ヶ月間の学習が生かせるのではないかと思っています。
まとめ
Wannabe Academyでの7ヶ月間を振り返ってみて、改めて実りの多い有意義な時間でした。
個人的な感想にはなりますが、スクール選びの参考になれば嬉しいです。
Wannabe Academyでは、Webマーケティングに興味がある方向けの無料セミナーのほかに、クライアントワーク参加者がプレゼンをする会も月1回開催されています。
スクールの雰囲気などがわかると思いますので、気になる方はぜひ1度参加してみてはいかがでしょうか。